サラーラ・観光フェス2013
2013-06-16
オマーン南部ドファール地方は,モンスーンの影響で7−9月の間は日本の梅雨時のような霧雨が毎日続き、大地は緑一色となります。
みなさん、想像できますか。
これは、ほとんど雨が降らない国からの観光客には珍しい経験となります。
この時期に開催されるサラーラ・観光フェスティバル(一般的にはハリーフ・フェスティバル。「ハリーフ」は秋の意)には、近隣湾岸諸国、遠くはヨーロッパや他の中東諸国からの観光客が多く集います。
サラーラはいまでは中東の中での最高の夏の避暑地のひとつとしての評判が高くなっているのです。
今年はラマダン(断食月)が7月中旬に始まります。これを受けて、このほどドファール行政区長が「今年のサラーラ・観光フェスティバルは、断食月が明けて行われるイードゥール・フィトル(断食明けのお祭り)の2日目から始まる」と発表しました。
発表によると、今年は観光客受け入れ施設なども充実し、行事としては、宗教・科学・文化に関するレクチャー、オマーンやアラブ湾岸諸国の音楽や踊りの公演やコンテスト、工芸品その他の展示会などが予定されているとのことです。
(6月12日付けODO)
緑一色のサラーラを伝える現地紙:http://main.omanobserver.om/node/167622
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