今日からイスラム暦の新年
本日(11月5日)からヒジュラ暦(=イスラム暦)の新年「ヒジュラ暦1435年」がはじまります。したがって、本日は日本の1月1日にあたり、オマーンは休日です。
この機会にオマーンの祝日のことをお知らせします。
ヒジュラ暦とは、預言者ムハンマドがマッカからマデーナへ聖遷(ヒジュラ)した西暦622年を元年とする暦で、イスラム社会で使われています。
ヒジュラ暦は月の満ち欠けの周期約29.5日を1ケ月とする太陰暦で、1か月が29日の小の月と30日の大の月をおおむね交互に繰り返します。したがって、1年はおおむね354暦日となるので、1年ごとに11日ほど太陽暦より短くなります。
来年、つまり「ヒジュラ暦1436年」の新年は、11日早まった西暦2014年10月25日前後からとなります。
ヒジュラ暦も12の月からなり、最初から順に、ムハッラム(1月)、サファル(2月)、ラビーウ・アルアウワル(3月)、ラビーウ・アッサーニー(4月)、ジュマーダ・アルウーラー(5月)、ジュマーダ・アルアーヒラ(6月)、ラジャブ(7月)、シャアバーン(8月)、ラマダーン(9月、断食月)、シャウワール(10月)、ズー・アルカアダ(11月)、ズー・アルヒッジャ(12月、巡礼月)と呼びます。
オマーンでは、ヒジュラ暦と西暦を併用しており、ヒジュラ暦の新年(ムハッラム月1日、預言者ムハンマドの生誕祭(ラビーウル・アウワル月12日)、預言者昇天祭(ラジャブ月27日)、ラマダーン明けの祭り(シャウワール月1~3日)、犠牲祭(ズール・ヒッジャ月10日から13日)、それに西暦の1月1日、7月23日(カブース国王即位の日)、11月18日(同国王の誕生日)が祝日となっています。