11月, 2016年

2016年日オ学生交流会が開催されました

2016-11-30

 

去る11月19日・20日の2日間、日本オマーンクラブ主催でインターカレッジの学生団体、日本中東学生会議が中心となり、日オ学生交流会が開催されました。参加者はオマーン人留学生8人と日本人学生9人、オマーンクラブからも9名がオブザーバーとして参加しました。

1日目は、東京中野坂上の成願寺附属のたから幼稚園にて交流会を行いました。各グループ4名ずつ分かれ、前半は文化交流として型抜きと福笑いを楽しみました。型抜きは非常に難しく苦戦している様子でした。現在では型抜きはあまり見られませんが、日本のお祭りにおいてはうまく型を抜けることができればお金など景品がもらえると聞いたオマーン人学生は慎重に取り組んでいました。福笑いは好評で、可笑しな顔に一同大笑いしていました。

 
後半は「日本の文化の多様性 関西と関東の違い」というテーマで日本人学生がオマーン人学生に対しプレゼンテーションを行いました。今年は関西からの学生が多いためこのテーマにしました。それぞれの主な観光名所や歴史的変遷、言葉の違い、食文化の違い、エスカレーターでの並び方の違いなど、日本人学生オマーン人留学生共に興味深い内容でした。その後各グループでディスカッションを行い、日本人学生は「オマーンにもこのような違いは各地にあるのか」といった質問をしたり、オマーン人学生は「関東にもいくつかの方言があるのは知らなかった」といったコメントをしたりしていました。交流会終了後、両国の学生参加者全員がハラールレストランで夕食を囲み楽しいひと時を過ごしました。

 
2日目は、朝成願寺においてまず座禅を行いました。座禅の時間は10分間でしたが、非常に長く感じられました。日本人、オマーン人留学生ともに苦戦しておりましたが、最後に住職様から「他の日本人の方よりもオマーン人留学生の方が上手でした」とお褒めの言葉を頂きました。また、仏教やイスラーム教、キリスト教に精通する教えやお祈りの方法が似ていると聴き学生全員が強い関心を抱きました。

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座禅終了後、一緒に朝食を食べ、東京都庁の展望台へと向かい東京からの景色を見てもらいました。ちょうど天気が非常に良く晴れていたので富士山や埼玉県の山々を見ることが出来ました。中でも新宿のコクーンタワーに興味を持ったようで暫く写真を撮っていた事が印象的です。

日本人、オマーン人留学生ともに中身の濃い時間を過ごす事が出来たと思います。

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(文責:日本中東学生会議)

今月のアラビア語 11月

2016-11-20

今月は文法から離れて頻度の高い挨拶の言葉を載せました。

(簡単な挨拶)

God willing – Inshallah 神がお望みならば イン・シャーアッラー انشاء الله
(約束等の返事に頻繁に使用。明日9時にお会いしましょう。 イン・シャーアッラー)

Welcome – Ahlan wa sahlan اهلا وسهل アハラン・ワ・サハラン(ようこそ)

Hello – Marhaba マルハバー(مرحبا)こんにちは

お元気ですか? كيف حالك ؟ How are you? – Kaif halak?
カイファ ハールカ?(男)
カイファ ハールキ?(女)

Well – Tayyib; kuwais タイェブ・クワイス طيب كويس    元気です

Please – Min fadlack ミン・ファドラック(お願いします) من فضلك
Thanks – Shukran シュクラン ありがとう
Yes – Naam  نعم(はい / ナアム) .No – La ラー いいえ

Sorry, excuse me – Mut-assif モタアッスィフ متاسف.すいません・ごめんなさい

Good morning – Sabah ilkhair おはよう サバーヒルヘイルصباح الخير
(reply) – Sabah ilnur (返事) サバーヒンヌールصباح النور

こんにちはアッサラームアレイコムالسلام عليكم

Good evening – Masa’ ilkhair  こんばんは マサーウルヘイルمساء الخير

Goodbye – Ma’asalama さようなら マアッ・サラーマمع السلامة.

Do you speak English? – Tatakallam inglizi?
タタカッラム エンギリゼィ 英語が話せますか?

I don’t speak Arabic – Ma’ atakallam Arabi
マー・アタカラム アラビィ アラビア語はなせない

I do not know – Ma a’arif マー・アーレフما اعرف  わかりません

You honored us with your visit – TaSharraftuna
タッシャラフナー تشرفنا = お目にかかれて光栄です

アラブ首長国の政府がオマーンに出したお祝いメッセージがFBに載りましたので
ご参考まで掲載します。

(UAEからOmanへの建国46周年のお祝いメッセージ)

スルタンオマーンのカーブース国王並びに親愛なるオマーン国民へ

我々はあなた方の国の輝かしい立国(ルネッサンス)への行進46周年をお祝い申し上げます。

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アハジージュ号の子馬「豊歓号」訪問

2016-11-09

 

2016年10月26日、素晴らしい秋晴れの中、日本オマーンクラブのメンバー約30名が宮内庁厩舎訪問のため、皇居大手門前に集合しました。

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宮内庁厩舎には、皇太子・同妃両殿下ご成婚に当たって、オマーン・スルタン国王から贈呈された「アハジージュ号」の子馬「豊歓号」がいます。この度 その「豊歓号」を見る機会を特別に得られました。

皇室における馬との関わりは深く、宮中に伝わる文化の一つとして、古くは奈良・平安時代に遡る古代馬術「打毬(だきゅう)・母衣引(ほろひき)」が現在でも受け継がれています。その他ご結婚の行事、ご即位における馬車列や皇居宮殿で行われる新任の外国大使による天皇陛下への信任状捧呈式の際の送迎にも希望により儀装馬車が用いられ、国際親善の実を上げています。こうした歴史認識のもと、大手門集合後、心躍りながら厩舎に向かいます

途中には、とても大きな銀杏の木があり、聞くところによれば皇居内で一番大きな銀杏の木とのこと。大都会の真ん中にありながらその大きく立派な銀杏の木に感動です。

宮内庁病院を通りすぎしばらくすると、馬に乗った皇宮警察官と遭遇。かつての近衛騎兵を思い起こさせる情緒ある風景でした。 草の香りが徐々に近づくにつれ、厩舎への道のりがあとわずかだなと思ったところで、栗毛や芦毛の馬が見えてきました。 その手前には天皇皇后両陛下のご結婚やご即位、またムスラヒ大使の送迎にも使われた儀装馬車・鞍等が保管されている場所があり見学させていただきました。馬車の本体は総漆、菊の御紋や馬車の飾りはすべて金箔という、それは見事なものでした。ドアを開けて内部も見せていただきましたが、細部に至るまで実にエレガントな造りでした。

さていよいよ厩舎訪問です。何とたくさんの人参を用意してくださり、会員は各自ニンジンを手に厩舎に向かいます。 厩舎では、足も太く体もとても立派な馬車引き専門の馬が手前におり、窓枠から人参欲しさににゅうっと顔を出していて、その愛らしさがたまりません。奥の方にはいわゆるサラブレッドたちがいて、そこに目指す「豊歓号」がいます。
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各馬には二文字の漢字名がつけられています。馬の名前の上の漢字は、誕生年の歌会始のテーマだそうです。また、御料馬名前の命名は「陛下の御製の中から一字取る」が慣例となっており、豊歓が生まれた年は御題が「姿」、御歌の内容は「うち続く 田は豊かなる 緑にて 実る稲穂の 姿うれしき」の中の「豊」を取ったものだそうです。

どの馬も大変人懐っこく、愛されて可愛がられているのが非常にわかります。そしていよいよ「豊歓号」との対面です。 会員の方々から、「とよちゃーん」と言われると、柔らかい鼻先をムヒムヒっと動かして愛嬌をふりまき、ご挨拶をしてくれました。

その後スタッフに連れられて外に出てきた豊歓号は、かなりの時間多数の会員との写真撮影にもおとなしく応じてくれました。御料牧場にいる母親のアハジージュ号とよく似ており、とても美しく上品で素晴らしい馬でした。

 
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楽しい時間はあっという間に過ぎ去りました。現地解散後も、お茶に行かれる方、東御苑の見学に行かれる方と、楽しい貴重な体験はそれぞれの場でまた花開いていたことでしょう。