オマーンクラブ恒例のサマーナイトパーティが開催されました

2017-09-04

 

2017年8月23日、夕刻より広尾のフレンチ・レストラン、「シェ・モルチェ」で、会員とその友人、オマーン留学生ハリッドさんを含む総勢75人が参加して、日本オマーンクラブ恒例のサマーナイト・パーティが開かれました。


「スマート・カジュアル」のドレスコードも8回目となると、男性は明るい夏色、粋なチェックなどのサマー・ジャケット、女性は和服あり、民族衣装風あり、それぞれに個性的な装いできまっている。出席者が三々五々席に着くのを見計らい、ビール、ワイン、カクテルなどの飲み物が配られ、ほんのり華やいだパーティが始まった。

張りのあるお声の金川香さんの司会で、まず、遠藤晴男会長の挨拶から始まり、日本=オマーン両国の経済関係促進の功績により、本年度の外務大臣賞を受賞された会長に、クラブから花束、夫人に記念品が贈呈された。乾杯の音頭は、『世界でトヨタを売ってきた』の著者で、元トヨタ自動車の専務、岡部聡氏。続いて「シェ・モルチェ」特製の冷製・温製・デザートを含めた、盛りつけも美しいビュッフェ・スタイルの料理を皿に取り分ける列にも、途中のテーブルの顔見知りのそばを通る折にも、歓談が花咲いた。

どの料理も美味しく、飲み物もふんだんにサービスされて、宴たけなわになったころ、司会を金山記子さんにバトンタッチして、この日の出席者がひそかに期待し楽しみにしていたに違いない、前オマーン大使の久枝譲治氏のトロンボーン演奏が、ピアニスト沢野智子さんの伴奏で始まった。男性のバスの声に似たトロンボーンの重厚な響きを、会場中央に据えたピアノ、ベーゼンドルファーのきらびやかな音質が引き立てる。サン・サーンスの組曲「動物の謝肉祭」から「白鳥」、オペラ『カルメン』から「闘牛士の歌」、日本の四季を思い起こさせる「花の街」「夏の思い出」「里の秋」など、なじみ深いメロディーの曲目をそろえ、久枝夫人が譜めくりをされるなど、なごやかな共演、饗宴で夏の夜は更けていった。

もう一つの楽しみは、寄贈品抽選会。会員から寄贈された本『世界の蝶と蝶ことば』、美しい蝶の卓上置物、「フランキンセンス入り美容液」、シルク石鹸、デーツとデーツシロップ、東京アメリカン・クラブのロゴ入りリュックなど多彩な品々が、会場受付時に引いた番号によって当選者に配られた。魅力的な品々ばかりだったので、皆様ドキドキ、ワクワク、外れにちょっぴりがっかり!「来年こそきっと!」と唇を噛みしめた方もあったのでは?

最後に、ジョーンズ事務局長から、今後のイベントの案内や、留学生を交流会に招く資金に寄付の勧誘などのメッセージがあって、9時近く、入江理事の中締めでひとまずお開きとなった。

いつものことながら、企画・運営・受付など裏方の仕事を、実に有能な方々が支えておられることに感嘆した。日本オマーンクラブの魅力は、こうしたメンバーとの豊かで、心地よい刺激に満ちた交流にあるのではないかという思いを一層深くした。