4月, 2018年

今月のアラビア語 4月

2018-04-14

 

家族関連アラビア語とアラブ人の名前

 

父    アブ    ab      私の父  アビー abee

母  ウンム           umm    私の母   ウンミー ummee

息子 イブン           ibn

娘  イブナ      ibna  又は ビント bint

祖父 ジャッド    jadd

祖母 ジャッダ    jadda

兄弟 アフ   akh    兄 アフ・カビール akh kabeer

            弟 アフ・サギール akh sageer

姉妹 ウフト      ukht     姉 ウフト・カビーラ ukht kabeera

             妹 ウフト・サギーラ ukht sageera

夫  ザウジュ  zawj     私の夫 ザウジー    zawjee

妻  ザウジャ    zawja  私の妻 ザウジャティー zawjatee

子供 ワラド walad   複数 アウラード auraad

 

既にご存知の方も多いかと思いますが、アラブ人の名前は姓名がありません。

本人の名前+父の名前+祖父の名前で構成されています。即ち

ハサン+アフマド+イブラヒームとなっておれば本人の名前はハサンです。

アラブ人は本人同士の名前のみで呼び合いますので、もし、相手の名前がフセインだと

すれば、あった時に「ヤー、ハサン」「ヤー、フセイン」と言う様に呼び合います。

女性であっても同じですし、年上、年下であっても変わりません。日本人から見れば

「一郎!」「花子!」と余程親しくないと違和感があるかもしれませんが、それが通常の

習慣となっています。

 

祖父の名前を省略して本人名+父親名のケースが増えておりますが、仮に丁寧にMr.又は

Miss.を使用するとして前述のアフマドが姓名と勘違いしてMr.アフマドというのは間違いでMr.ハサンとするのが正しい呼び方となります。

 

勿論呼び方に幾つかの例外はありますが詳細は下記の日本貿易振興機構(ジェトロ)の情報等をご参考にして下さい。

 

「アラブ人名の由来と正しい呼び方」

https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/middle_east/sa/others/pdf/name.pdf

 

以上

 

アラブ料理教室が開催されました

2018-04-02

気温は22度を超え、桜が満開となった2018年3月27日(火)、東京・広尾のオマーン大使公邸で、アラブ料理教室が開かれました。はじめにアビール・アイシャ大使夫人が「今年初めての料理教室の開催です。オマーンの国や歴史、文化を紹介できることをとても楽しみにしていました。日本での滞在も長くなり、まるで自分の国のような感じがしてきます」と挨拶されしました。またジョーンズ享子・日本オマーンクラブ事務局長から、大使夫人の写真展がオマーンで開催されたことが報告されると、大使夫人は「これからも写真を通して日本の風景の美しさをオマーンに紹介したい」と話しました。大学時代から写真を学び、複数の受賞歴があり、最近も第78回国際写真サロン(主催:全日本写真連盟、朝日新聞)海外部門で入選を果たした腕前だそうです。

このあと、上空から撮影したオマーンの映像を鑑賞しました。荒野にそびえ立つ雄大な岩山と、繊細で美しいイスラム建築、マリーンスポーツを楽しめるエメラルドグリーンの海など、まるで映画のセットのような風景の”空中散歩”に、参加者からはため息が漏れました。

キッチンでは大使館専属シェフのナジさんによる実演が行われました。今回は「コフタ トマトソース」と「チーズとミルクのパイ」。コフタは牛挽き肉やタマネギ、ニンニクなどを使い、ハンバーグの材料に似ていますが、ポイントはたくさんのミントとパセリ、ミックススパイスを練り合わせること。また、オーブンで焼く前にトマトをのせ、そのうえから、濃厚で甘いザクロソースとレモン汁を混ぜ合わせたものをたっぷりかけておくことです。スイーツは、パンのような生地でクリームチーズを包み、ボール状に丸めたものをきつね色になるまでオーブンで焼き、コンデンスミルクをたっぷりかけたもの。クリームチーズにインスタントコーヒーの粉を加えておくのがコツだそうで、控えめで上品な甘さに仕上がっていました。

オマーンコーヒーとともに、出来たての料理を堪能したあと、アビール夫人による乳香についての説明と焚き方の実演がありました。オマーンのドファール地方に自生している木から採れる上質な乳香は「神からの贈り物」と呼ばれ、高価な香水や化粧品の原料としても使われています。オマーンの一般家庭では一年を通して乳香が焚かれ、胃薬や食後の口のケアとしても使われるなど、日常生活に欠かせません。宝石のような半透明の小さな粒を手にした参加者たちは、香りをかいでみたり、実際にかんで飲み込んだりしながら、思いを馳せました。わずか3時間ながら、オマーンへのゴージャスな旅を満喫した優雅なひとときでした。