「オマーン文化ナイト」が早稲田大学で開催されました
6月3日(金)、早稲田大学ICCによる 「知られざる親日国!砂漠と海と中東の秘宝 ICCオマーン文化ナイト」が、ブサイディ大使を招き、大学内で開催されました。大学側からのご招待を受け、日本オマーンクラブからも7名が参加しました。定員80名ほどのイベントでしたが、希望者が殺到してあっという間に定員を超える盛況ぶりに、学生たちの海外への関心の高さがうかがえます。
このイベントは、大使と同大学のオマーン人留学生(Balqesさん、Hajarさん)によるオマーンの紹介から始まりました。大使からはオマーンについての日本語による情報源として、当クラブ 遠藤晴男 名誉会長執筆の書籍が紹介されました。
今年は日本とオマーン国交樹立50周年ですが、非公式なものを含めると400年に及ぶ交流があること、王室には日本人の血を引く姫がいることなど、日本との深いつながりが示されます。また文化的、地理的な魅力、今後の展望についてなどが英語と簡単な日本語字幕で紹介されました。多様な魅力を伝えるには時間が足りないながらも、多くの写真と解説に参加者もうなずいたり、驚いたりと、興味をひかれている様子です。
続いて” A Journey to Oman” というテーマで留学生二人が民族衣装を着て登場し、それぞれの地域や着る場面で衣装が異なることを実物を使って伝えました。方言の違いを含め実際に発音して解説するミニアラビア語講座を行うだけでなく、オマーンで話される他の言語にも触れたりと、細長い国土を持つ海洋国家としてのオマーンの多様性が浮き彫りになります。また伝統産業や食べ物、行事の解説に加え、コーヒーの飲み方のデモンストレーションも行われ、日常生活を生き生きと実感できるように工夫されたプレゼンテーションでした。
プレゼンテーションが終わると、オマーンに関するクイズと交流会へと続きます。以下は、クイズの一部です。みなさんもチャレンジしてみてください。(答えは下部)
- イスラム教の次に多い宗教は?
- オマーンの週末は何曜日?(日本:土日)
- 一番人気のあるスポーツは?
その後の交流会では、オマーン独特の服装や装飾品、コーヒーを提供する席(コロナ対策のため展示のみ)など、オマーンに関する展示を学生たちが熱心にみたり、それに関する質問を積極的にしていました。また大使や留学生と談笑する姿もあちこちでみられました。
来場者には大使館からのミニギフトとして、オマーンの生活では欠かせないデーツ(ナツメヤシの実)と日オの国旗バッチを全員に、またオマーンについての書籍やリーフレットは希望者にそれぞれ配布され、「ぜひオマーンに行ってみたい」という声を多くの学生たちから聞くことができました。この学生たちが過ごした一夜が、これからの両国の交流の一助となることを願います。
クイズ回答:
- キリスト教(続いてヒンドゥー教)
- 金土(礼拝日が金曜であるため本来は木金だが、世界的に多数派の土日に一日だけ合わせた)
- サッカー