春のアラブ料理教室が開催されました

2016-03-25

 
桜の開花宣言もされ、春の訪れを感じる3月23日、東京広尾のオマーン大使館でアビール夫人によるアラブ料理教室が開催されました。 約30名の参加者は、乳香の香りが立ち込める豪華な応接室にて、オマーンを紹介するビデオを2本観賞しました。

ビデオではまるで砂漠の国とは思えぬオアシスが展開され、中東=砂漠しかないというイメージを払拭するとても魅力的な自然豊かなオマーンが見られ、一部では感嘆の声も聞かれました。2本のビデオ鑑賞後、大使夫人のご挨拶があり早速キッチンへ移動します。

キッチンでは、シェフのナジさんを囲み、まずは茄子のムサカの説明から始まりました。大きな米茄子を使い、ナジさんの流暢な日本語でお料理が展開されていきます。たっぷりのオリーブオイルで茄子を炒め、にんにくをつぶした時の香ばしい香りがキッチンに漂い、参加者の期待が膨らみます。材料はすべて日本のスーパーで購入できるものばかりゆえ家に帰ってすぐに作れます。

 
もう一つはカシューナッツのバクラワというパイ生地を使ったデザートです。大使夫人から、ピーナッツやピスタチオでも代わりになります、というアドバイスが。ギーというバターを使ったり、シロップにはオマーン産のローズウォーターが入ったり、中東のデザートならではの特徴が!出来上がったバクラワがオーブンから出てくると、思わず「わぁー」という歓声が漏れました。

 
本来ならば招待客のみが使えるゲスト用のテーブルにて、セルフサービスで各自それぞれが思い思いの場所に座り、楽しく歓談しながら昼食をいただきました。美味しさのあまりムサカをお代わりする方も多数いました。そして初めてオマニコーヒーを飲む参加者もいて、スイーツとの絶妙な味のバランスにオマニコーヒーをお代わりする姿もちらほら。

 
最後に大使夫人による乳香の焚き方の実演がありました。白っぽい乳香であれば、口の中でガムのように噛むと、口の中の細菌に作用しさっぱりするとのこと。みな乳香をいただき、ガムのように噛んでみました。

楽しい時間はあっという間で、最後の集合写真の時には、参加者全員で、「オマーニー」と声を出して笑顔で集合写真に納まりました。

料理教室