オマーン人留学生を講師に講演会が開催されました
6月15日(土)、オマーン大使館にて、2019年度第2回講演会が行われました。今回は大使館のご厚意で、特別に週末土曜日の開催です。
今回の講演会は、現在日本の大学院に留学されているオマーン人留学生2名の方がスピーカーです。岩城理事の司会で、まずジョーンズ会長が挨拶され、お二人の紹介と英語の通訳をして下さいました。
最初の講演は、京都大学医学部博士課程のMuna Al Habsiさんです。昨年ノーベル医学生理学賞を受賞された本庶佑特別教授の研究室に属し、11月のストックホルムでの授賞式にも同行された方です。笑顔が素敵なムナさん、日本に来た動機は、実はちびまる子ちゃんだった!などユーモア溢れるお話で、たくさんの楽しそうなスライド写真と共に、本庶教授の魅力や研究室での苦労話、授賞式でのエピソードなどを紹介されました。遺伝学を学び、夢は「本庶先生のようになりたい」とのこと、これからのご活躍が楽しみです。Munaさんの「オマーンと日本は地理的なこと以外は驚くほど似ている」との感想が印象的でした。
二人目は早稻田大学院生のYousuf Al Busaidiさんです。「お笑いの力」を流ちょうな日本語で講演されました。弁護士のユーセフさん、実は多感な少年時代に、インターネットの動画で日本のバラエティ番組「アメトーク」にはまったことから日本語を覚え、ドラマ「Hero」から法律に興味を持ったとのこと。独学でここまで自然な日本語を習得されたことに脱帽でした!違法であったかもしれませんが、日本の番組がYoutubeでアクセスできたことで、世界規模の影響を与えたことは凄いことだと感じました。気さくで楽しいお話にたくさん笑わせて頂き、明るい「お笑いの力」をまさに体感させられました。
また、遠藤名誉会長・中江事務局長・会員の小原さんが、4月末に気温40度のオマーンで採集し、はるばる持ち帰えられた大変貴重な蝶や昆虫の標本も展示され、間近に鑑賞することができました。
その後の懇親会では差し入れのオマーンデーツやハルワを頂きながら、講演者や会員の方々とさらにお話もでき、盛り沢山で有意義なひとときに、充実感いっぱいの講演会でした。(写真はクリックすると拡大します。)