今年度2回目の「イフタールの会」が行われました

2025-03-31

日本オマーンクラブでは毎年ラマダン月に首都圏と関西地区で「イフタールの会」を催しています。2024年度はラマダン月が2回あり、今回は2度目の「イフタールの会」の様子です。

 

首都圏 イフタールの会  (2025年3月10日)

3月1日からラマダーンが始まり、日本オマーンクラブは3月10日(日)に東京・渋谷のアラビアレストラン「ゼノビア」にて「イフタールの会」を開催しました。オマーン人留学生5名とクラブ会員3名が集い、歓談しながら食事を楽しみました。

参加者は寄付していただいたオマーン産のデーツを味わいながら交流していると、まず前菜のフムス、ムタッバル、ババ・ガンヌーシュ、フール、ムハンマラが運ばれてきました。フールはそら豆のペースト、ムハンマラはクルミとパプリカを使ったペーストで、これらはアラブ料理を食べたことのある日本人参加者にとっても新しい味わいでした。続いて、ひよこ豆のコロッケ「ファラフェル」、ひき肉を揚げた「クッベ」、サラダやナス料理が提供され、さらに、酸味のある乳白色のソースに水餃子のようなものが入った料理「シシバラク」が登場しました。これはシリアの家庭料理で、シルクロードを経て中国の餃子が変化したものだそうです。食事の締めくくりには、にんにくソース付きのシシカバブとデザートのカダイフを堪能しました。

                    

食事中、日本人参加者はオマーンの文化に興味津々で、中にはオマーンの伝統的な服を着てめかしこんだ者もいました。オマーン人学生が「それはスール(オマーンの地名)らしいデザインだね」と指摘すると日本人学生が嬉しそうに頷く場面もありました。また、オマーンでの就職の難しさやコネなどの人間関係の話、オマーン人が香水を好む理由など、主にオマーンの社会や文化を中心とした幅広い話をすることができました。

一方でオマーン人学生からは、「日本人が水ではなくお茶のペットボトルを買うのはなぜか?」という日本人の日常的習慣についてポイントをついた疑問などを投げかけました。これが思いもよらない深い議論につながり、留学生として日本で生活をしているからこそ気づく視点、参加者一同感心させられました。

アラブ料理らしいスパイスの香りと、レモンやヨーグルトなどの酸味がある料理で腹を満たし、およそ3時間続いたイフタールは幕を閉じました。まだ寒さの残る仲春、食事を通じた文化体験、そして参加者同士の文化交流の機会を提供する日本オマーンクラブの「イフタールの会」は、日・オ両国の友好促進にとって意義深いものと思いました。

来年もオマーン人と日本人が「ラマダン・カリーム(恵み多きラマダンを!)」と言い合えることを願っています。

 

関西イフタールの会  (2025年3月26日)

京都市中京区のレストラン「マブルー」にて、日本オマーンクラブ主催のイフタールの会(関西)が開催されました。
オマーンからの留学生2名と日本オマーンクラブ会員2名でバングラデシュ・インド料理を囲みながら、和やかな歓談となりました。
マスカット出身の若き外交官A君は、大阪で日本語研修中。ずっと関心を持っていた日本で、充実した毎日を送っているそうです。最近の印象深い思い出は、大相撲を生で観戦したことと、日本の小学生に日本語でオマーンについて紹介したこと。A君のおじいさんは遠藤晴男日本オマーンクラブ名誉会長の旧友であることから、日本・オマーン交流史のこぼれ話は尽きることがなく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
同じくマスカット出身のD君は、大阪の私立大学の修士課程で研究を続けています。ツーリズムをはじめとするオマーンの未来の産業について、真剣なまなざしで語ってくれました。オマーンからの元留学生には、帰国して政府や学術機関で活躍している先輩もいれば、日本企業で頑張っている先輩もいます。D君は日本でまだまだ学びたいことがあるとのこと。ぜひ両国の架け橋になってください。
お二人には、日本オマーンクラブからオマーン産のデーツをお贈りしました。故郷の味に元気をもらって、日本での生活がいっそう充実したものになりますように。
今年もまた、オマーンがつなぐ人の輪を実感するような、日本オマーンクラブらしいイフタールとなりました。