イベント情報
احتفالية العيد الوطني العُماني في طوكيو オマーン建国記念日祝賀会
11月20日東京大手町のパレスホテルにて、オマーン・スルタン国の建国記念日祝賀会が盛大に開かれた。
各国の駐日大使は勿論、メディア等で馴染みある政治家・外交官・実業家・学術関係者・芸能界のセレブ
なども見かけた。日本オマーンクラブの理事らも招かれる光栄に与った。豪華な祝花が並んだ先に
ムスラヒ大使ご夫妻・公使・一等書記官らが正装で招待客を出迎え、祝賀の宴が始まった。
一般的にアラブのレセプションではスピーチはなく、「食事を共にする」ことが主体だ。あるビジネスマンは「アラブの結婚式に招かれたが、どの人が花婿かわからないまま帰宅した」と言う話もあるくらいだ。
日本オマーン学生交流会に参加した留学生や日本人学生も出席し、アラブ音楽が流れる中、皆オマーンのビュッフェに舌鼓を打ち、建国記念日を祝った。オマーン大使館員の皆さま、お疲れ様でした。
2017年日本オマーン学生交流会が開催されました
この度、11月18日(土)、19日(日)の2日間にわたって、日本オマーンクラブ主催、日本中東学生会議(インターカレッジサークル)コーディネートのもと、日本オマーン学生交流会が開催されました。オマーン人留学生12人、日本人学生10人、アラブ・イスラーム学院でアラビア語を学ばれている社会人の方2人、オブザーバーとして日本オマーンクラブの会員数人が参加しました。また、イスラーム研究者として著名な塩尻和子先生やオマーン大使館の一等書記官もお出でくださいました。オマーン人学生の中には2組のご夫婦もおり、うち一組の2歳の女の子も全日交流会に参加し、場を和ませ続けてくれました。
1日目は東京中野坂上の成願寺さんのご厚意により附属たから幼稚園にて、学術的議論と文化交流が行われました。
前半は、日本と中東諸国の関係性において最も重要な課題である「資源と経済」をテーマに、日本中東学生会議からのプレゼンテーションとディスカッションが行われました。プレゼンテーションでは資源経済にまつわる主要な問題と日本の資源について説明がなされ、オマーン人学生からは「こんなに日本とオマーンの状況が違うとは知らなかった。また、共通した部分もあり面白かった」と、コメントがありました。
ディスカッションでは、3つのグループに分かれ、日本とオマーンの資源状況について話し合い、観光資源や水資源、水産資源について各グループごとに意見がまとめられました。どのグループでも資源の持続可能性や希少性について注目した有意義な議論が行われました。
後半は日本の昔遊びをテーマに、折り紙や独楽、剣玉が紹介され、オマーン人学生には日本人学生に教えてもらいながら自由に楽しんでもらいました。特に独楽は、日本人学生に熟達したものがいたこともあり、会場の床全体をつかって競って独楽を回し、全員で大いに盛り上がりました。交流会終了後は、サラート(礼拝)を挟みつつ、東中野にあるアフガニスタン料理店で歓談に花を咲かせました。
二日目は、朝早くから成願寺で座禅が行われました。座禅をすることは初めてというオマーン人学生も多く、苦戦しつつも良い体験となったようです。お寺の方からは、座禅だけでなく畳の上での歩き方や挨拶の作法の講義もあり、オマーン人学生はこれからの日本生活全般に長く役立つ体験ができたことを喜んでいました。
座禅ののち、朝食をとってから後楽園から秋葉原までを歩き、小石川後楽園、神田明神などを観光しました。神田明神では折良く結婚式や七五三のお祝いなどに出会い、オマーン人学生は興味津々でした。また、日本人学生がオマーン人学生に神社でのお祈りの仕方を教える場面もあり、宗教の違いを超えた文化交流が行えたと思います。最後に日本人学生とオマーン人学生は別れを惜しみつつ、秋葉原のインド・パキスタン料理店で昼食をとり、交流会を終了しました。
日本人学生にとってもオマーン人学生にとっても有意義で貴重な交流の二日間となりました。(文:日本中東学生会議)
東京湾サンセットクルーズ
台風一過の10月30日、久々に訪れた秋晴れの東京、風は幾分強いが、「東京湾サンセットクルーズ・シンフォニーモデルナ」は、午後4時半に日の出桟橋を出航。総トン数2,618トン、乗客数600名の真っ白なモデルナの船体が一段と青空に映えている。
参加会員21名が乗船してすぐに思いがけないサプライズが待っていた。一般客席待遇のはずが、案内されたのはこの船で最高ランクの個室“ファンタジー”。 入室の瞬間、すべての参加者から歓声が上がった。
“ファンタジー”は3階、船の最後尾に位置し、窓に囲まれ、どこからも景色が一望に見渡せ、専用デッキにも出られる、インテリアもゴージャスだ。そしてさらなる予定外のサービスは“すべてのドリンクはフリー” アルコールを嗜む参加者にはたまらない!みなの雰囲気が盛り上がる中、乗船してまもなくシンフォニーのスタッフから航路の説明がなされ、通常の東京ゲートブリッジから羽田空港間の航路は北よりの風が強く、その手前で復路につくとの案内があった。とは言え、2時間のクルージングはほとんど揺れを感じることなく進む。
上品に彩られた、美味しいお食事を楽しみながら、参加者のテーブルでの会話、全員の自己紹介などの交流が弾む。窓外の景色も昼間から夜の帳へと、その変り行く色を楽しむ。
往路は、品川埠頭,大井埠頭、お台場、キリン型の大型コンビナート、そして夕日に映えた富士山、と海側からの東京の景観のパノラマが続く。そして復路では、夜景の美しさを堪能した。コンビナートにも明かりが灯り、ビルの摩天楼、スカイツリー、東京タワー、そして圧巻はレインボーブリッジの真下を航行した時だ。その大きさ、光の美しさに思わずデッキに誘われ、記念撮影が始まる。その後、全員の記念撮影も終わった6時半に、すっかり日が暮れた日の出桟橋に帰港。2時間の短いクルージングだったが、それぞれに夢心地の感動を持ち帰っただろう。
今回は前日の台風の状況下、幹事の皆様のお骨折りに感謝すると共に、特に金川弘美理事には、計画から実施に至るまで運営会社との交渉にご尽力をいただき、厚遇のサプライズまで頂戴し、心より感謝申し上げます。
オマーンクラブ恒例のサマーナイトパーティが開催されました
2017年8月23日、夕刻より広尾のフレンチ・レストラン、「シェ・モルチェ」で、会員とその友人、オマーン留学生ハリッドさんを含む総勢75人が参加して、日本オマーンクラブ恒例のサマーナイト・パーティが開かれました。
「スマート・カジュアル」のドレスコードも8回目となると、男性は明るい夏色、粋なチェックなどのサマー・ジャケット、女性は和服あり、民族衣装風あり、それぞれに個性的な装いできまっている。出席者が三々五々席に着くのを見計らい、ビール、ワイン、カクテルなどの飲み物が配られ、ほんのり華やいだパーティが始まった。
張りのあるお声の金川香さんの司会で、まず、遠藤晴男会長の挨拶から始まり、日本=オマーン両国の経済関係促進の功績により、本年度の外務大臣賞を受賞された会長に、クラブから花束、夫人に記念品が贈呈された。乾杯の音頭は、『世界でトヨタを売ってきた』の著者で、元トヨタ自動車の専務、岡部聡氏。続いて「シェ・モルチェ」特製の冷製・温製・デザートを含めた、盛りつけも美しいビュッフェ・スタイルの料理を皿に取り分ける列にも、途中のテーブルの顔見知りのそばを通る折にも、歓談が花咲いた。
どの料理も美味しく、飲み物もふんだんにサービスされて、宴たけなわになったころ、司会を金山記子さんにバトンタッチして、この日の出席者がひそかに期待し楽しみにしていたに違いない、前オマーン大使の久枝譲治氏のトロンボーン演奏が、ピアニスト沢野智子さんの伴奏で始まった。男性のバスの声に似たトロンボーンの重厚な響きを、会場中央に据えたピアノ、ベーゼンドルファーのきらびやかな音質が引き立てる。サン・サーンスの組曲「動物の謝肉祭」から「白鳥」、オペラ『カルメン』から「闘牛士の歌」、日本の四季を思い起こさせる「花の街」「夏の思い出」「里の秋」など、なじみ深いメロディーの曲目をそろえ、久枝夫人が譜めくりをされるなど、なごやかな共演、饗宴で夏の夜は更けていった。
もう一つの楽しみは、寄贈品抽選会。会員から寄贈された本『世界の蝶と蝶ことば』、美しい蝶の卓上置物、「フランキンセンス入り美容液」、シルク石鹸、デーツとデーツシロップ、東京アメリカン・クラブのロゴ入りリュックなど多彩な品々が、会場受付時に引いた番号によって当選者に配られた。魅力的な品々ばかりだったので、皆様ドキドキ、ワクワク、外れにちょっぴりがっかり!「来年こそきっと!」と唇を噛みしめた方もあったのでは?
最後に、ジョーンズ事務局長から、今後のイベントの案内や、留学生を交流会に招く資金に寄付の勧誘などのメッセージがあって、9時近く、入江理事の中締めでひとまずお開きとなった。
いつものことながら、企画・運営・受付など裏方の仕事を、実に有能な方々が支えておられることに感嘆した。日本オマーンクラブの魅力は、こうしたメンバーとの豊かで、心地よい刺激に満ちた交流にあるのではないかという思いを一層深くした。
遠藤会長が「外務大臣賞」を受賞されました Mr. Haruo Endo received Foreign Minister’s Commendation
2017年7月6日、日本オマーンクラブの遠藤会長が「外務大臣賞」を受賞されました。
遠藤会長は丸善石油およびUAEの石油会社に勤務した後、1992年から3年間JICA専門家としてオマーンに駐在し、同国商工省において産業開発の技術指導を行われました。その後1年間、同省からの要請により日本の工場管理手法を伝授するなど、オマーンの産業及び人材育成で多大な貢献をされました。その後も数多くの講演やセミナーを日本並びにオマーンで行い、また二国間の人事交流・文化交流に貢献されました。この度その数々のご貢献が認められ、外務省より2017年度の外務大臣賞が授与されました。
7月6日に外務省飯倉公館で行われた授賞式には外務省側から「今後とも日本外交を支援して欲しい」との希望が繰り返し述べられました。ちなみに、遠藤会長の貢献はオマーンスルタン国王からも認められ国王勲章を受けられた唯一の日本人です。
日本オマーンクラブは遠藤会長のリーダーシップの下、日本とオマーンの友好促進にますます力が入ります。
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