イベント情報
恒例の祝賀感謝会が開催されました Celebration & Appreciation Luncheon Held at Omani Embassy
オマーンクラブでは毎年ムスラヒ大使が天皇陛下に信任状を奉呈した2月8日を記念し、同時に大使館員の皆様が日頃オマーンクラブを支えてくださっていることへの感謝を込めて、祝賀感謝会を行っています。今年も2月7日に東京広尾のオマーン大使館で開催されました。参加者は約60名。
金川弘美理事によるムスラヒ大使の数々の素晴らしい業績をご紹介した開会の辞に続き、ムスラヒ大使からのご挨拶では、他国の大使から「どのようにしてオマーンクラブの ような素晴らしい草の根運動を続ける土壌を培われてきたのですか?」と頻繁に聞かれる、といった話に触れられ、他の大使館が参考にしたくなるようなオマーンクラブの活動は大使にとっても貴重で大切な存在であることが述べられました。
当クラブもこの祝賀感謝会を通じて、長きにわたってオマーンクラブの活動を継続できるのは、ムスラヒ大使はじめ大使館員の方々の多大なご支援のおかげであることを存分に伝えることができたと思います。大使ご夫妻はじめ、大使館員の方々には記念品として歌舞伎役者が描かれた団扇をクラブから贈呈しました。
座席は様々な方と交流ができるよう、どのテーブルにも大使館員と会員とが同席し、各々が知るオマーンの文化・風習そして魅力を語り合い、より一層お互いの距離を近づけることができました。
お料理は大使館のシェフによるオマーン式ビュッフェスタイルで、ザクロをふんだんに使ったサラダやいくつものスパイスが感じられるコロッケ、お肉のコクが染み渡ったライスなどオマーンの文化を感じられる素晴らしい品々でした。
最後に記念撮影をして閉会となりました。
新年のご挨拶 كل عام و انتم بخير
みなさまにおかれましては、お健やかに新しい年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
日本オマーンクラブは今年で7年目の正月を迎えます。2010年に発足以来、オマーンへの理解、日オの友好・親善、また会員の親睦を目指し、様々な活動を展開して参りました。その結果、お陰さまでオマーン大使館はもちろんのこと、他アラブ大使館や外務省等の外部での当クラブの認知が徐々に高まってまいりました。
また、今年10月にクアラルンプールで開催された国際シンポジウム「オマーンと東南アジア、中国と日本」の席上でクラブの説明を求められ、草の根であることや活動内容を話したところ、中国代表から「これぞTrue love for Oman!」との賛辞に大いに面目を施しました。
これもみなさまのご支援ご協力の賜物と心より御礼申し上げます。
今年も、当クラブはオマーンのさらなる魅力を探り、皆様に楽しんでいただけるような活動を図って参ります。
引き続きのご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
日本オマーンクラブ会長
遠藤 晴男
恒例「年の瀬お好み焼き会」が開催されました
今年も「年の瀬お好み焼き会」が東京・木場にあるオタフクソース(株)お好み研修センターで開催されました。オタフクソースとオマーン?と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。実はオタフクのお好み焼きソースには、中東の果実「デーツ」が入っているのです。そのような縁とオタフクソース(株)さまのご厚意で、この会が実現しました。
当日(12月2日)は35名の会員が参加。森田雅男監査役の司会で始まり、遠藤会長の挨拶のあと、11月1日に逝去された、常にクラブの集いの中心におられ、総会やサマーパーティーでも素晴らしい司会を務めてくださった理事の石崎丈雄さんのご冥福を祈って献杯を参加者全員で行わせていただきました。
それから約2時間、オタフクソース(株)お好み焼き課の皆さまがこの日のために考案してくださったスペシャルコース、有志の方々からの差し入れワイン、そして会員同士の楽しい会話を堪能し、最後は入江誠監査役の音頭による万歳三唱で2016年のお好み焼き会は幕を閉じました。
オタフクソース(株)さまから素敵なお土産もいただき2016年にふさわしい締めくくりをすることができました。帰り際にオタフクソースに魅了された多数の参加者が、社屋の売店で家族や友人のためにソースや酢などを熱心に選んでいた姿が印象的でした。
1. 前菜2種/デーツのキャロットラぺ、イカのセビーチェ(なますの酢)
2. ほうれん草と玉ねぎのお好み焼き(お好み焼きたべたいソース)
3. 揚げたこ(ぽん酢風味のたこ焼きソース)
4. 広島お好み焼き(お好みソース)
5. 東京しょうゆ焼きそば(東京しょうゆ焼きそばのたれ)
6. マチェドニア(食膳酢りんご)
2016年日オ学生交流会が開催されました
去る11月19日・20日の2日間、日本オマーンクラブ主催でインターカレッジの学生団体、日本中東学生会議が中心となり、日オ学生交流会が開催されました。参加者はオマーン人留学生8人と日本人学生9人、オマーンクラブからも9名がオブザーバーとして参加しました。
1日目は、東京中野坂上の成願寺附属のたから幼稚園にて交流会を行いました。各グループ4名ずつ分かれ、前半は文化交流として型抜きと福笑いを楽しみました。型抜きは非常に難しく苦戦している様子でした。現在では型抜きはあまり見られませんが、日本のお祭りにおいてはうまく型を抜けることができればお金など景品がもらえると聞いたオマーン人学生は慎重に取り組んでいました。福笑いは好評で、可笑しな顔に一同大笑いしていました。
後半は「日本の文化の多様性 関西と関東の違い」というテーマで日本人学生がオマーン人学生に対しプレゼンテーションを行いました。今年は関西からの学生が多いためこのテーマにしました。それぞれの主な観光名所や歴史的変遷、言葉の違い、食文化の違い、エスカレーターでの並び方の違いなど、日本人学生オマーン人留学生共に興味深い内容でした。その後各グループでディスカッションを行い、日本人学生は「オマーンにもこのような違いは各地にあるのか」といった質問をしたり、オマーン人学生は「関東にもいくつかの方言があるのは知らなかった」といったコメントをしたりしていました。交流会終了後、両国の学生参加者全員がハラールレストランで夕食を囲み楽しいひと時を過ごしました。
2日目は、朝成願寺においてまず座禅を行いました。座禅の時間は10分間でしたが、非常に長く感じられました。日本人、オマーン人留学生ともに苦戦しておりましたが、最後に住職様から「他の日本人の方よりもオマーン人留学生の方が上手でした」とお褒めの言葉を頂きました。また、仏教やイスラーム教、キリスト教に精通する教えやお祈りの方法が似ていると聴き学生全員が強い関心を抱きました。
座禅終了後、一緒に朝食を食べ、東京都庁の展望台へと向かい東京からの景色を見てもらいました。ちょうど天気が非常に良く晴れていたので富士山や埼玉県の山々を見ることが出来ました。中でも新宿のコクーンタワーに興味を持ったようで暫く写真を撮っていた事が印象的です。
日本人、オマーン人留学生ともに中身の濃い時間を過ごす事が出来たと思います。
(文責:日本中東学生会議)
アハジージュ号の子馬「豊歓号」訪問
2016年10月26日、素晴らしい秋晴れの中、日本オマーンクラブのメンバー約30名が宮内庁厩舎訪問のため、皇居大手門前に集合しました。
宮内庁厩舎には、皇太子・同妃両殿下ご成婚に当たって、オマーン・スルタン国王から贈呈された「アハジージュ号」の子馬「豊歓号」がいます。この度 その「豊歓号」を見る機会を特別に得られました。
皇室における馬との関わりは深く、宮中に伝わる文化の一つとして、古くは奈良・平安時代に遡る古代馬術「打毬(だきゅう)・母衣引(ほろひき)」が現在でも受け継がれています。その他ご結婚の行事、ご即位における馬車列や皇居宮殿で行われる新任の外国大使による天皇陛下への信任状捧呈式の際の送迎にも希望により儀装馬車が用いられ、国際親善の実を上げています。こうした歴史認識のもと、大手門集合後、心躍りながら厩舎に向かいます
途中には、とても大きな銀杏の木があり、聞くところによれば皇居内で一番大きな銀杏の木とのこと。大都会の真ん中にありながらその大きく立派な銀杏の木に感動です。
宮内庁病院を通りすぎしばらくすると、馬に乗った皇宮警察官と遭遇。かつての近衛騎兵を思い起こさせる情緒ある風景でした。 草の香りが徐々に近づくにつれ、厩舎への道のりがあとわずかだなと思ったところで、栗毛や芦毛の馬が見えてきました。 その手前には天皇皇后両陛下のご結婚やご即位、またムスラヒ大使の送迎にも使われた儀装馬車・鞍等が保管されている場所があり見学させていただきました。馬車の本体は総漆、菊の御紋や馬車の飾りはすべて金箔という、それは見事なものでした。ドアを開けて内部も見せていただきましたが、細部に至るまで実にエレガントな造りでした。
さていよいよ厩舎訪問です。何とたくさんの人参を用意してくださり、会員は各自ニンジンを手に厩舎に向かいます。 厩舎では、足も太く体もとても立派な馬車引き専門の馬が手前におり、窓枠から人参欲しさににゅうっと顔を出していて、その愛らしさがたまりません。奥の方にはいわゆるサラブレッドたちがいて、そこに目指す「豊歓号」がいます。
各馬には二文字の漢字名がつけられています。馬の名前の上の漢字は、誕生年の歌会始のテーマだそうです。また、御料馬名前の命名は「陛下の御製の中から一字取る」が慣例となっており、豊歓が生まれた年は御題が「姿」、御歌の内容は「うち続く 田は豊かなる 緑にて 実る稲穂の 姿うれしき」の中の「豊」を取ったものだそうです。
どの馬も大変人懐っこく、愛されて可愛がられているのが非常にわかります。そしていよいよ「豊歓号」との対面です。 会員の方々から、「とよちゃーん」と言われると、柔らかい鼻先をムヒムヒっと動かして愛嬌をふりまき、ご挨拶をしてくれました。
その後スタッフに連れられて外に出てきた豊歓号は、かなりの時間多数の会員との写真撮影にもおとなしく応じてくれました。御料牧場にいる母親のアハジージュ号とよく似ており、とても美しく上品で素晴らしい馬でした。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去りました。現地解散後も、お茶に行かれる方、東御苑の見学に行かれる方と、楽しい貴重な体験はそれぞれの場でまた花開いていたことでしょう。
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