イベント情報

「イフタールの会」が関西で開催されました Iftar held in Kansai

2016-06-30

今年のラマダンもあと一週間を残すところとなりました。ラマダン中、イスラム教徒は断食をし日没後初めて食事をとります。この食事がイフタールです。今年の「イフタールの会」は大半のオマーン人留学生が関西に在住しているため、初めて大阪で開催されました。

6月25日(土)夜7時頃から、首都圏から参加した2人を含むオマーン人留学生10名、日本人学生5名、関西在住のクラブ会員3名の総勢18人が、大阪心斎橋のトルコ料理店Nazarに集まりました。皆「アッサラームアライクム」「ラマダンカリム」と、アラビア語で挨拶をしながら、久々の邂逅を喜び合いました。

イフタールの会は鷲見朗子先生の流暢なアラビア語での挨拶で始まりました。イフタールの最初はデーツを食べる習慣があり、今回はオマーンクラブからの差し入れのデーツから始まりました。飲み物や料理がどんどん運ばれてきます。若い学生たちは、イフタールの夜ですから、食欲旺盛。テーブルを囲んでオマーンと日本の若者達が、同じ国の若者のように、アラビア語や英語でお喋りを楽しみ、賑やかに大いに盛り上がりました。食事がいったん落ち着いた頃、自己紹介がありました。会員の石川玲於奈さんもアラビア語でオマーンでの思い出を話され、江村彩子さんは12年も在住した大好きなオマーンでの経験を紹介されました。

オマーン人留学生と日本人学生はイフタールを通して交流し、またクラブ会員も旧交を温めたひと時でした。国際的で濃密な時間はあっという間に過ぎ、まだまだ話は尽きないようでしたが9時半近くになり散会となりました。

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講演会「地震波を使って地球内部を探索する」が開催されました

2016-06-27

 
2016年6月22日(水)、東京広尾のオマーン大使館で東大地震研究所の新谷昌人教授による「地震波を使って地球内部を探索する~何がわかって何がわからないのか」と題する講演会が行われました。

 

地震は地球の多くの場所で毎日起こっている、ほとんどの地震が断層運動によって発生する、地震内部は地震波によって探索できることなどについて分かりやすく解説されました。また新谷教授は昨年ノーベル物理学賞を受賞した梶田教授の研究拠点であるカミオカンデと同じ神岡地下観測施設(岐阜県飛騨市)でひずみ計を使って地震の地殻変動などを観測していることも紹介されました。

そして、地震波などを用いた観測により、地震のメカニズム・原動力・起こりやすい場所は明らかになったが、地震発生のきっかけや前兆現象の有無はわからない、また天体現象は完全予測でき、天気予報もおおむね当たる(時々外れる)ようになったのに対して地震についてはまだ直前・短期予知はできず、予知は長期予測にとどまっていると結ばれました。

今回の講演は、直前・短期予知がまだできない地震、それが多発する日本に生活するわれわれとしては、最良の防災策を常に考えて減災に努めなければならいことを再確認するよい機会となりました。

また今回の講演会がラマダン月に当たったため大使館内での懇親会は開かれませんでしたが、講演終了後半数以上の出席者がサマーパーテイが開催されるシェ・モルチェに移動し、なごやかな雰囲気の中で熱心な質疑応答が続けられました。

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NHKTV番組グレートネイチャー オマーンの制作の裏話を聴く会

2016-06-07

2016年6月2日(木)夜、大崎にある創作家庭料理の店「楽」で4月25日(月)にNHKプレミアムで放映された「体感!グレートネイチャー‟アラビア神秘なる黄金の大地 オマーン”」制作の裏話を聴く会が開かれました。参集者は、会員17人と制作した海工房からの3名を加えた20名。

この会の開催をお世話いただいた岡部聰会員の司会で始まり、最初に海工房の門田修社長から「なぜオマーンだったのか」について、NHKのテーマが「グレートネイチャー」、海洋地殻が陸上に乗り上げているオマーンの特異な景観が決め手になったという話が紹介されました。

次いで、松本正平デレクターから、オマーンには海洋地殻という絶景ポイントがあった、砂漠の映像には文化的な色取りを加味した、つまりベドウインを登場させた、さらに洞窟への降下の安全対策やエンデイングの映像のプロとしての工夫等などが報告されました。撮影中オマーンの人の温かさやガイドが自宅の食事に招いてくれたオマーン人のホスピタリテイには感動したなどの報告もあり、番組理解のみならず会員一同のオマーン理解もいっそう深めることができました。

その後は、門田社長、松本デレクター、現地撮影に同行した宮澤京子さんに各テーブルの会員たちの中に入っていただき、さらに質疑応答を重ねました。

くつろいだ雰囲気の中での会は大いに盛り上がり、1時間近くも予定時間をオーバーして9時過ぎに終了し、参加者は満足して帰路につきました。

講演会「オマーンに勤務して」が開催されました

2016-06-07

 

2016年5月24日、東京広尾のオマーン大使館で前駐オマーン日本大使の久枝譲治様(現・明治大学国際日本学部客員教授)による講演会が開催されました。

「オマーンに勤務して」と題するご講演では、久枝様が大使をつとめられた2011年秋からの約4年間のご活動について、豊富な写真とともにお話されました。

とりわけ、大使館で開催された文化イベントの数は圧巻で、日本画・アニメ・広告写真や広島をテーマとした写真の展覧会から、クラシック・和太鼓・ポップスのコンサートその他、数のみならずジャンルの幅広さにも驚かされるものでした。久枝大使が「日本の伝統文化だけではなく現代文化も紹介すること」に意を尽くしておられたこと、また、オマーン日本外交関係樹立40周年という節目もあり、これらのイベントが日本をより多角的に知っていただくきっかけとしてオマーンで大きな役割を果たされていたことがよくわかるものでした。

一方で、オマーン政府要人の方々との数々の会合や、2012年の安倍首相訪問時の裏話など、外交官というお仕事がいかに多忙かつ神経を使うお仕事かということが実感されるお話もあり、参加者も熱心に聞き入っていました。現在の2国間の友好関係がこうした外交活動の積み重ねによって大きく支えられていることを知る貴重な機会となりました。

 

スルタンカブースローズ  Sultan Qaboos Rose

2016-05-18

 

オマーン国王スルタンカブースにちなんで名づけられた深紅のスルタンカブースローズが川崎市生田バラ園で満開です。美しい種々のバラをしばしお楽しみ下さい。

スルタンカブース

スルタンカブース

スルタンカブースローズ

スルタンカブースローズ

 
 

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