イベント情報

講演会「オマーン国王によるMeet the People」が開催されました Sultan Qaboos’ Meet the People Tour

2015-06-04

 

6月3日、「カーブース国王による国内行幸(ミート・ザ・ピープル・ツアー)の発展とその政治的な役割」と題して中東調査会研究員村上拓哉氏による講演会が東京広尾のオマーン大使館で開催されました。元在オマーン大使を含む会員やゲストが多数出席し、オマーン特有のこの行事について 熱心に聴講しました。

 

1970年に国王に即位したカーブースは、民衆の言葉に耳を傾けるべく、国内の行幸を重要な政策の一つとして位置づけました。多くの閣僚や顧問を随行させ、3~5週間程地方をまわる間は、国王といえどもテント生活を送るそうです。その間国王は部族長達と正に膝を交えて直接各地の状況や要望を聞き、必要とあらばその場で関係閣僚に適宜指示を出されるとのことです。

2010年に国連開発計画(UNDP)が発表したデータでは、過去40年間で人間開発指数(HDI)が最も改善した国にオマーンが選ばれており、欧米の民主主義とは異なる形の民主主義が功を奏しているのかもしれません。オマーン国民が敬愛する国王。そのカーブース国王による行幸が大きな役割を果たしていることは間違いなさそうです。

15・06・03:新谷さん 15・06・03:参加者 15・06・03:神長元大使

日本オマーンクラブ2015年度総会が開催されました

2015-05-03

 

4月27日東京広尾のオマーン大使館で多数の新会員を迎え2015年度の総会が開かれました。遠藤会長に続きムスラヒ駐日大使よりご挨拶がありました。昨年度の活動報告・今年度の活動予定・会計報告・予算案と議事は進み、議案は賛同・承認されました。
総会2
総会に引き続き本年1月末に実施されたオマーンツアー報告会が行われました。スライドを観、松永会員の個性あふれる説明を聴きながら、出席者一同オマーンの景色やツアーに参加した方々の経験を共有させていただきました。またこのツアーで12年ぶりにオマーンを訪れた江村会員からは、その印象を記した著書の紹介がありました。
オマーンツアー報告1 sCIMG7790 オマーンツアー報告2

講演会「地球危機救済の宝庫オマーン」 Oman, the World’s Best Place for Green Energy

2015-03-21
2015年3月11日、オマーン大使館で講演会「地球危機救済の宝庫オマーン」が開催されました。東京大学生物生産工学研究センター特任准教授の倉橋みどり先生の講義は聴く者の強い関心を引き付けました。
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地球の誕生時には酸素が無かったこと、様々な化学変化と生物の進化に伴い徐々に酸素に覆われる地球に人類が現れたこと、その人類の誕生から現在までの人口増加の期間は地球の長い歴史から見るとほんの短時間であり、近年の急速な二酸化炭素の増加がもたらす地球温暖化は私達人類が生存していくために対処しなくてはならない大きな課題であることなどの説明がありました。

この課題に対処する方策として先生が提案されているのが、オマーン海岸沿いの土漠に海洋深層水を引き込み、デュナリエラ(Dunaliella)と呼ばれる藻を栽培するシステムです。
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国内の多くの再生可能エネルギー研究がCO2削減という目的を忘れたかのように進められているそうですが、この深層水を利用して デュナリエラ を栽培し油を生産するシステムでは、砂漠地帯の強い太陽の下、CO2を確実に削減しつつ藻からエネルギーを創出できます。倉橋先生が開発されたこの方法は欧米の先を行く研究で、多くの会員から先生の研究に支持が表明されました。

オマーン大使館で祝賀会開催 Annual Celebration at the Omani Embassy

2015-02-21
2015年2月9日、日本オマーンクラブ恒例となった祝賀会が東京広尾のオマーン大使館で開かれました。

ムスラヒ大使が天皇陛下に信任状を奉呈した2月8日を記念して、大使ご就任7年目と日頃お世話になっている大使館員への感謝の意をこめた祝賀会が開催されました。今年は昨夏に着任されたオマーン人外交官の歓迎も含め、総勢約70人が出席しました。大使館シェフのナジールさんのお料理に舌鼓をうちながら大使館員の皆様とオマーンクラブ会員が親交を深めました。

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また長年懸案となっていた留学生のための日本留学ハンドブックが出版され、ムスラヒ大使にジョーンズ事務局長より進呈されました。

オマーンツアー2015  Tour of Oman 2015

2015-02-11
日本オマーンクラブのオマーンツアー第2回は14名の参加をえて1月21日~28日に行われました。マスカット市内では、王宮、グランドモスク、ズベール博物館などを訪問、マスカットより200㎞離れた旧都ニズワや港町スールも訪問しニズワ城やダウ船の造船工場見学など、オマーン独特の文化に触れました。
グランドモスク

グランドモスク

一方美しいオアシスとして知られるワジバニハリッドやワヒバ砂漠、オマーンの最高峰ジャベルシャムス(3,009m)の谷底を覗く2,700mの絶景ポイント、謎の大穴シンクホールなども訪問しイルカ見学クルーズも体験、オマーンの誇る大自然を堪能しました。ワヒバ砂漠ではスリリングな砂漠ドライブを楽しみ、砂丘より日没・日の出を眺め大地の偉大さを肌で感じました。
ワヒバ砂漠で日没を待つ

ワヒバ砂漠で日没を待つ

ワディバニハリッド

ワディバニハリッド

ジャベルシャムス

ジャベルシャムス

旅行中、日本大使公邸にお招きに預かり、久枝大使より日本とオマーンの外交の動きについて講話を頂き、昼食をご馳走になりました。また日本レストラン「東京太呂」にてオマーン日本人会有志の皆さんとの懇親会を行い、お互いの交流を深めました。
日本大使公邸

日本大使公邸

日本への帰路アブダビ・ドバイでも半日市内を観光しました。オマーンは見どころが多く、盛り沢山の予定でタイトなスケジュールとなりました。今回のツアー参加者の最高齢は90歳を目前にした女性。おそらくオマーンへの日本人観光客の最年長記録ではないかと思いますが、砂丘もスタスタと登られ、参加者全員大いに元気を頂き、7泊8日のオマーンへの旅を楽しみました。

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