イベント情報
「イフタールの会2015」が開かれました Omanis and Japanese Got Together at Iftar
今年のラマダーンは6月18日(木)から始まりましたが、母国から遠く離れた日本で暮らすオマーン人留学生同士の交流とオ・日学生の交流の場の一つとして、日本オマーンクラブでは今年も「イフタールの会」を6月27日(土)に東京池袋にあるアラブレストラン「パルミラ」で開催しました。
「イフタール」とはラマダン月に日の出から日没まで断食をするムスリム教徒が日没後に初めてとる食事のことですが、会は日没後の19時1分過ぎから始まりました。
まずデーツとスープが供され、その後はジュース、アラビアパン、ホモス、サラダ、ビリヤニ、カバブ、茄子などをいただき、最後にスィーツとして供された直径5-60センチの巨大クナーファには一同大興奮しました。
参加者は、大阪や仙台からも駆け付けたオマーン人学生、日本GCC学生協会と中東学生会議所属の日本人学生と、クラブ側からの遠藤会長夫妻と今回の会を組織していただいた石垣聡子さんの総勢16名。
話が弾んで会は大いに盛り上がり、22時近くになってようやく散会となりました。
講演会「オマーン国王によるMeet the People」が開催されました Sultan Qaboos’ Meet the People Tour
6月3日、「カーブース国王による国内行幸(ミート・ザ・ピープル・ツアー)の発展とその政治的な役割」と題して中東調査会研究員村上拓哉氏による講演会が東京広尾のオマーン大使館で開催されました。元在オマーン大使を含む会員やゲストが多数出席し、オマーン特有のこの行事について 熱心に聴講しました。
1970年に国王に即位したカーブースは、民衆の言葉に耳を傾けるべく、国内の行幸を重要な政策の一つとして位置づけました。多くの閣僚や顧問を随行させ、3~5週間程地方をまわる間は、国王といえどもテント生活を送るそうです。その間国王は部族長達と正に膝を交えて直接各地の状況や要望を聞き、必要とあらばその場で関係閣僚に適宜指示を出されるとのことです。
2010年に国連開発計画(UNDP)が発表したデータでは、過去40年間で人間開発指数(HDI)が最も改善した国にオマーンが選ばれており、欧米の民主主義とは異なる形の民主主義が功を奏しているのかもしれません。オマーン国民が敬愛する国王。そのカーブース国王による行幸が大きな役割を果たしていることは間違いなさそうです。
日本オマーンクラブ2015年度総会が開催されました