イベント情報
謹賀新年 كل عام و انتم بخير
明けましておめでとうございます。
皆様におかれましてはお健やかに新しい年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
日本オマーンクラブも今年の5月で12年目を迎えます。この12年の間の科学技術の進歩と普及はめざましく、設立当時はインターネットでクラブの講演会を開催するようになるなど想像すらしておりませんでした。幸か不幸かグローバルなパンデミックにより、テクノロジーの利用が一気に日常生活に浸透しつつありますが、同じ時間と空間を共有しての人と人とのコミュニケーションは何物にも代え難いと思っております。
今年こそ皆様やオマーン人学生達とも対面でクラブの活動が開催できますよう願っております。
本年も皆様のご支援ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
日本オマーンクラブ
会長
ジョーンズ 享子
2021年度2回目の講演会が開催されました
2021年12月11日(土)に2回目の講演会がZoomで開催されました。テーマは、写真集紹介「日本人の見たオマーンの至宝」です。
2019年の秋にオマーン大使館で開催された写真展「私の見たオマーン」はご記憶にある方もおいでと思います。日本に留学しているオマーン人留学生達が、少しでも自分たちの母国を知ってもらいたいとフォトコンテストを企画、当クラブが全面的に協力し、オマーン大使館のご支援を得て写真展を開催しました。
その後東京以外の地域の方々にもオマーンを知っていただけるよう、日本オマーンクラブではコンテストの入選作品を集めた写真集「日本人の見たオマーンの至宝」を出版しました。この写真集には日本語とアラビア語で撮影者のコメントが記載されており、留学生は言うまでもなくオマーン大使館や他のアラビア語の専門家のご協力があってこそ二カ国語で出版出来たものです。
当クラブでは国公立の図書館、イスラム研究者をはじめ、北は北海道から南は九州まで国内各地の大学や高校・研究所等、できるだけ一般の日本人の目に触れそうなところへこの写真集を寄贈しております。オマーンに行ったことのある方からは「懐かしい」、訪問経験のない方からは「珍しい風景を大いに楽しんでいます」という高い評価を受けていることから、今回この写真集を基にオマーンの魅力やその至宝をご案内しようとオンライン講演会の運びとなりました。
(学生によるまえがきと大使メッセージをこちらから読むことができます)
講演会では、オマーンに長く滞在された会員の森田雅男氏と新村和利氏に、入選作品25点の紹介と同時に関連画像39点も加えて頂き、ご経験に基づくトークも盛り込みながらオマーンの素晴らしさについて紹介して頂きました。
(画像はクリックすると拡大します。)
講演会後視聴者の方々からは「オマーンの風土や人々など魅力溢れる写真とお話は、私もそこに居るかのようなワクワク感を持って楽しく拝見させていただきました。」「私もオマーンにいつか訪れたいと思います。」等、様々なご意見や感想を頂きました。
オマーンではこの数年の間に、新国際空港はじめ、新しいホテルや道路などの建設も進み、街の様子もだいぶ変わってきていますが、今でも変わらないのがオマーン人の穏やかで温かな気質です。皆様にはこの講演会を通じてオマーンの素晴らしさの一端に触れて頂けたのではないでしょうか。
リモートで講演会が開催されました
オマーンクラブの活動はコロナ禍で2020年に入ってから長期間中止せざるを得ませんでしたが、2021年度は何とかリモートテクノロジー等を利用して活動を再開しました。
その手始めとして昨年2020年4月に予定されていた講演会を6月27日にリモートで開催に漕ぎ着けました。講師は日本オマーンクラブ会員で元東宮侍従を務められた入江誠様です。
講演会はブサイディ大使の日本語によるサプライズのご挨拶に始まりました。
入江様はご自身の経歴を紹介され、長年勤務された石油関連企業から、時の皇太子殿下のご成婚をきっかけに東宮侍従になられたこと、東宮職という特殊な仕事の宮内庁での位置付け、その内容等をパワーポイントを用いて紹介されました。
ご成婚後、皇太子同妃両殿下の初の外国訪問では1994年にオマーンを訪問されたことに触れ、オマーン国王からアラブの名馬アハジージュが贈呈されたことや、当時オマーン現地で両殿下を迎えられた遠藤名誉会長が思い出を語るなど、臨場感溢れる場面もありました。両殿下のオマーンご訪問の様子は
オマーンクラブでは2011年にアハジージュを栃木の御料牧場に訪ねました。その折には皇太子殿下より「オマーン・日本の友好のあかしとして牧場を訪れ記憶されんことを」とのお言葉を賜り、参加者一同感激しました。
また天皇陛下が皇太子時代から水についての研究をライフワークとされ、数冊のご著書の出版や国際機関などの国際会議でも名誉会長を務められるなど活躍されたことも紹介されました。特に入江様がご研究に同道された埼玉県の「見沼通船堀」は、メキシコでの「第4回世界水フォーラム」2006年の講演ベースになったものでとても思い出深いものがあるそうです。
(上記写真はクリックすると拡大します。)
2019年11月に天皇皇后両陛下となられた大嘗祭では、皇后陛下の脂燭役として衣冠束帯姿で務められました。
元侍従としての入江様のご経験談は一般人には普段触れる機会のないもので、大変興味深い内容でした。そして「国内では地震や津波など様々な災害に見舞われましたが、地球温暖化や SDGs が叫ばれる時代、まさに『日本のそして世界の平和の求道者』としての御方としてふさわしい象徴が誕生したのではないでしょうか」と結ばれました。
日本とオマーンの大学生がビデオ交流を開始しました。College Students in Japan and Oman Meet in Real Time Online
この一年ほどはコロナ禍でビジネスは言うまでもなく、最近まで大学もリモートで授業をせざるを得ない状況でしたが、
そのリモートを利用して昨年12月、京都ノートルダム女子大学の鷲見朗子教授のアラビア語授業の学生さん15名がオマーンの日本大使館のご尽力も得て、German University of Technology in Oman (GUtech)のジャパン・クラブの女性3名とオンラインで交流しました。
リアルタイムでの交流に両国の学生さんはお互いへの関心が更に深まったようです。
鷲見教授は「今後もこのような交流を続け、オマーンをはじめとするアラブ諸国の文化への理解を深めていければと願っています。」と述べられています。交流の様子と学生さんの感想を下記リンクでご覧ください。
『オマーンの方とのオンライン交流(その1)』
http://notredameningen.kyo2.jp/e561677.html
『オマーンの方とのオンライン交流(その2)』
http://notredameningen.kyo2.jp/e561678.html
『オマーンの方とのオンライン交流(その3)』
http://notredameningen.kyo2.jp/e561679.html
謹賀新年 كل عام و انتم بخير
明けましておめでとうございます。
皆様におかれましてはお健やかに新しい年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年は多くの事が予想外となり、日本オマーンクラブの活動もリモートでできるオマーンニュースの配信が主体となりました。今年の干支は丑。牛は昔から農作業の担い手としてゆっくりとよく働くことから「忍耐強く努力し、将来の発展の芽が出る年」とも言われているそうです。日本オマーンクラブも現況にめげず、本年も日本とオマーンの友好を一歩一歩進めて参る所存です。
本年も皆様のご支援ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
日本オマーンクラブ
会長
ジョーンズ 享子