イベント情報

「オマーン文化ナイト」が早稲田大学で開催されました

2022-07-03

 

6月3日(金)、早稲田大学ICCによる 「知られざる親日国!砂漠と海と中東の秘宝 ICCオマーン文化ナイト」が、ブサイディ大使を招き、大学内で開催されました。大学側からのご招待を受け、日本オマーンクラブからも7名が参加しました。定員80名ほどのイベントでしたが、希望者が殺到してあっという間に定員を超える盛況ぶりに、学生たちの海外への関心の高さがうかがえます。

      このイベントは、大使と同大学のオマーン人留学生(Balqesさん、Hajarさん)によるオマーンの紹介から始まりました。大使からはオマーンについての日本語による情報源として、当クラブ 遠藤晴男 名誉会長執筆の書籍が紹介されました。

今年は日本とオマーン国交樹立50周年ですが、非公式なものを含めると400年に及ぶ交流があること、王室には日本人の血を引く姫がいることなど、日本との深いつながりが示されます。また文化的、地理的な魅力、今後の展望についてなどが英語と簡単な日本語字幕で紹介されました。多様な魅力を伝えるには時間が足りないながらも、多くの写真と解説に参加者もうなずいたり、驚いたりと、興味をひかれている様子です。

 

続いて” A Journey to Oman” というテーマで留学生二人が民族衣装を着て登場し、それぞれの地域や着る場面で衣装が異なることを実物を使って伝えました。方言の違いを含め実際に発音して解説するミニアラビア語講座を行うだけでなく、オマーンで話される他の言語にも触れたりと、細長い国土を持つ海洋国家としてのオマーンの多様性が浮き彫りになります。また伝統産業や食べ物、行事の解説に加え、コーヒーの飲み方のデモンストレーションも行われ、日常生活を生き生きと実感できるように工夫されたプレゼンテーションでした。

 

 

 

                                                  プレゼンテーションが終わると、オマーンに関するクイズと交流会へと続きます。以下は、クイズの一部です。みなさんもチャレンジしてみてください。(答えは下部)

  • イスラム教の次に多い宗教は?
  • オマーンの週末は何曜日?(日本:土日)
  • 一番人気のあるスポーツは?

その後の交流会では、オマーン独特の服装や装飾品、コーヒーを提供する席(コロナ対策のため展示のみ)など、オマーンに関する展示を学生たちが熱心にみたり、それに関する質問を積極的にしていました。また大使や留学生と談笑する姿もあちこちでみられました。

来場者には大使館からのミニギフトとして、オマーンの生活では欠かせないデーツ(ナツメヤシの実)と日オの国旗バッチを全員に、またオマーンについての書籍やリーフレットは希望者にそれぞれ配布され、「ぜひオマーンに行ってみたい」という声を多くの学生たちから聞くことができました。この学生たちが過ごした一夜が、これからの両国の交流の一助となることを願います。

 

クイズ回答:

  • キリスト教(続いてヒンドゥー教)
  • 金土(礼拝日が金曜であるため本来は木金だが、世界的に多数派の土日に一日だけ合わせた)
  • サッカー

 

 

 

 

2022年度第1回講演会が開催されました

2022-06-25

2022年度第1回目のオンラインでの講演会が6月18日(土)に開催されました。講師は半年ほど前にオマーンから帰国された前・駐オマーン日本国特命全権大使の小林利典様です。小林様も大阪からオンラインでのご出席でした。

小林利典氏は、2018年10月から2022年1月の間、大使としてのご在任中には、半世紀にわたってオマーンを統治されたカブース国王が崩御されるなどの大きな出来事もありましたが、お忙しいお仕事の傍ら積極的に見聞も拡げられ、滞在中には実に8万km(地球2周)以上を車で走破されたそうです。オマーンは第2の故郷と言われるほどオマーンが大好きな小林利典氏が、オマーンでの貴重なご体験と豊富な知識をもとに最近のオマーン情勢について講演されました。

オマーン国内の状況、統治体制の変化、特有の全方位平和外交の行方や、トランプ政権以降の中東情勢、オマーンへの期待など、分かりやすくまた理解を深められるご講演で、視聴者からも実に有意義なご講演だった、いろいろ学ばせていただいた等のコメントが寄せられました。また質疑応答の中でも、まさに目から鱗ともいえるようなオマーンでの女性進出の状況や大学進学率等のお話も伺え、大変貴重な時間となりました。

今回は早朝にも関わらずオマーンやバーレーンの現地からも複数人の参加がありました。また参加者もビデオ・オン(顔出し)の状態での参加も歓迎としましたので、より楽しい雰囲気での講演会となりました。

小林前大使からは、マスカットでの生活を思い出しながらプレゼンが出来て大変楽しい思いをしましたとのお言葉を頂きました。

(さらに…)

東京外語大学、オマーンのスルタン・カブース大学と学術交流協定を締結

2022-05-10

 

2022年4月25日、東京外国語大学とオマーン唯一の国立大学であるスルタンカブース大学 (Sultan Qaboos University) の間で
国際学術交流協定が結ばれました。調印式に先立ち、ブサイディ駐日オマーン大使が同大の教授と学生に対してオマーンについての講演を行い、続いて当クラブの名誉会長で同大卒業生でもある遠藤晴男氏も挨拶をされました。

学生の皆さんは熱心に聴講し、中には是非ともSQU に留学してオマーンについて勉強したいという学生も現れ、オマーンへの関心が一段と高まったようです。

東京外語大学での学術協定調印式については同大広報の下記リンクをご覧ください。

http://www.tufs.ac.jp/NEWS/trend/220509_1.html

 

謹賀新年 كل عام و انتم بخير

2022-01-01

 
明けましておめでとうございます。
皆様におかれましてはお健やかに新しい年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

日本オマーンクラブも今年の5月で12年目を迎えます。この12年の間の科学技術の進歩と普及はめざましく、設立当時はインターネットでクラブの講演会を開催するようになるなど想像すらしておりませんでした。幸か不幸かグローバルなパンデミックにより、テクノロジーの利用が一気に日常生活に浸透しつつありますが、同じ時間と空間を共有しての人と人とのコミュニケーションは何物にも代え難いと思っております。

今年こそ皆様やオマーン人学生達とも対面でクラブの活動が開催できますよう願っております。
本年も皆様のご支援ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

日本オマーンクラブ
会長
ジョーンズ 享子

2021年度2回目の講演会が開催されました

2021-12-20

2021年12月11日(土)に2回目の講演会がZoomで開催されました。テーマは、写真集紹介「日本人の見たオマーンの至宝」です。

写真集表紙

2019年の秋にオマーン大使館で開催された写真展「私の見たオマーン」はご記憶にある方もおいでと思います。日本に留学しているオマーン人留学生達が、少しでも自分たちの母国を知ってもらいたいとフォトコンテストを企画、当クラブが全面的に協力し、オマーン大使館のご支援を得て写真展を開催しました。

その後東京以外の地域の方々にもオマーンを知っていただけるよう、日本オマーンクラブではコンテストの入選作品を集めた写真集「日本人の見たオマーンの至宝」を出版しました。この写真集には日本語とアラビア語で撮影者のコメントが記載されており、留学生は言うまでもなくオマーン大使館や他のアラビア語の専門家のご協力があってこそ二カ国語で出版出来たものです。

当クラブでは国公立の図書館、イスラム研究者をはじめ、北は北海道から南は九州まで国内各地の大学や高校・研究所等、できるだけ一般の日本人の目に触れそうなところへこの写真集を寄贈しております。オマーンに行ったことのある方からは「懐かしい」、訪問経験のない方からは「珍しい風景を大いに楽しんでいます」という高い評価を受けていることから、今回この写真集を基にオマーンの魅力やその至宝をご案内しようとオンライン講演会の運びとなりました。

まえがき

大使メッセージ

(学生によるまえがき大使メッセージをこちらから読むことができます)

講演会では、オマーンに長く滞在された会員の森田雅男氏と新村和利氏に、入選作品25点の紹介と同時に関連画像39点も加えて頂き、ご経験に基づくトークも盛り込みながらオマーンの素晴らしさについて紹介して頂きました。

(画像はクリックすると拡大します。)

講演会後視聴者の方々からは「オマーンの風土や人々など魅力溢れる写真とお話は、私もそこに居るかのようなワクワク感を持って楽しく拝見させていただきました。」「私もオマーンにいつか訪れたいと思います。」等、様々なご意見や感想を頂きました。

オマーンではこの数年の間に、新国際空港はじめ、新しいホテルや道路などの建設も進み、街の様子もだいぶ変わってきていますが、今でも変わらないのがオマーン人の穏やかで温かな気質です。皆様にはこの講演会を通じてオマーンの素晴らしさの一端に触れて頂けたのではないでしょうか。

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