オマーンニュース

ラマダン

2013-07-12

イスラム教徒は6つの信条を信じ、
5つの義務を行うことが求められています。
その5行の一つが断食(サウム)です。
この断食を行うあるラマダン月がオマーンでは
7月10日から始まりました。

この期間中、ムスリム教徒は日の出から日没まで
飲食・喫煙などを絶ちます。
日本の大相撲の十両で活躍するエジプト出身の
「大砂嵐」も日中飲食をせずに相撲をとることになります。

勤務時間も短縮されますが、オマーンでは、
日曜日から木曜日まで(金・土が休日)、
役所は勤務時間が9時~14時までになります。
民間も週30時間(8時~14時)となります。

ラマダン月は聖なる月なので、祝辞を送るのが常です。
みなさんもオマーン人のお友達に
「Ramadan karim. I wish you good health and happiness」
等のメッセージを送られたらいかがですか。喜ばれます。

なお、日没後の食事(IFTAR)は通常よりは
ご馳走が並び、親族・友人などに振舞われます。
また、夜になって人が街に繰り出すので、
ショッピングモールやレストラン、
商店なども夜遅くまで賑わいます。

サラーラ・観光フェス2013

2013-06-16

オマーン南部ドファール地方は,モンスーンの影響で7−9月の間は日本の梅雨時のような霧雨が毎日続き、大地は緑一色となります。 

みなさん、想像できますか。

これは、ほとんど雨が降らない国からの観光客には珍しい経験となります。
この時期に開催されるサラーラ・観光フェスティバル(一般的にはハリーフ・フェスティバル。「ハリーフ」は秋の意)には、近隣湾岸諸国、遠くはヨーロッパや他の中東諸国からの観光客が多く集います。
サラーラはいまでは中東の中での最高の夏の避暑地のひとつとしての評判が高くなっているのです。

今年はラマダン(断食月)が7月中旬に始まります。これを受けて、このほどドファール行政区長が「今年のサラーラ・観光フェスティバルは、断食月が明けて行われるイードゥール・フィトル(断食明けのお祭り)の2日目から始まる」と発表しました。

発表によると、今年は観光客受け入れ施設なども充実し、行事としては、宗教・科学・文化に関するレクチャー、オマーンやアラブ湾岸諸国の音楽や踊りの公演やコンテスト、工芸品その他の展示会などが予定されているとのことです。

(6月12日付けODO)

緑一色のサラーラを伝える現地紙:http://main.omanobserver.om/node/167622

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